VOLVO V40 非の打ち所がないエクステリアデザイン

今回のデザイン評価は、今後日本にも溢れるカテゴリー「少し長いハッチバック」のパイオニア、ボルボ V40です。

残念ながら2019年をもって販売終了となる車。けれども、ボルボの施策によって走行距離の少ない、多くの中古車が出回ります。お買い得でデザインも良く、上質な輸入車を買えるチャンスかもしれません。

さて、ボルボV40のエクステリアデザインの評価。COLORFUL MOTORSでは次のようになりました。

VOLVO V40

エクステリアデザインの評価

星5つ!満点星〜♪( ´▽`)

ギャラリー

 

ボルボV40 D4 フロントマスク

ボルボV40 D4 Momentumのフロントマスク。ウインカーがTの字になっていて、北欧神話のトールハンマーをモチーフにしている。

ボルボV40 Momentum リアスタイル

ボルボV40 D4 Momentumのリアからの描写。Vの字のコンビネーションランプにあわせてハッチゲートにエッジがはいっている。

ボルボV40 D4 Momentum ボンネット

真っ赤に輝くカラーは「パッションレッド」だ。新世代のボルボにはXC60にのみ受け継がれている。

ボルボV40 Inscription フロントグリル

ボルボ V40 D4 Inscriptionのフロントグリル。Momentumに比べると、格子に輝きがある。中古で探すのならInscriptionを狙いたい。

ボルボV40 Inscription スタイル

● クリスタルホワイトパールのボルボV40 Inscription。車体のラウンドを見て欲しくて輝きを抑え目に加工しているが、それでも美しいホワイトはよくわかる。

エクステリアの見どころ

 

はがね
当然ながら、ボルボの擬人化キャラクターであるわたくし「家手堀 はがね」がボルボ関連の説明をさせていただきますよ!

みん
ではお相手はワーゲンの擬人化キャラクターである「和下 みん」が応対してしんぜよう〜

はがね
2013年に日本に出て、納期半年の大ヒット。今のボルボがあるのはこの、V40のおかげと言ってもいい!

みん
だね!

はがね
横幅1,800mmという日本ではギリギリ扱いやすいサイズに、バランスの取れた美しいプロポーション!

みん
うむ!

はがね
そのデザインには衝突安全性のクラッシャブルゾーン確保の意味も込められているっていうんだから、北欧の美学は素晴らしい!

みん
そうだ!

はがね
なんか、ちょっと簡単すぎる返答ね。

みん
いや、語りたいだろうなぁ〜って。

はがね
ちゃんと返事してくれないとつまらないじゃない。

みん
あはは。。まあそうよね。じゃあちゃんと答えるから、ボルボV40の良いところをさんざん褒めてくださいな。

はがね
うーん、オーナーに人気があるのが、リア(うしろ)から見たスタイル。太いDピラーは後方視界の妨げになるんだけど、デザイン的にはこの太さがたまらない。

みん
後ろが見えにくいのは、BLIS(ブラインドスポットインフォメーションシステム)で補えたんだよね。

はがね
うん。ミラーの目視とセンサーで安全は確保しているよ。おかげで車のデザインの中で、「面」を見せられるポイントが1つ増えたんだ。

Dピラーを大きな「面」として魅せる

みん
「面」というと、ドアとボンネット、リアのハッチゲートに意匠を凝らすかな。

はがね
普通はね。けれども、ボルボV40はDピラーを「面」にして、リアタイヤから上を小さいウインドウと合わせてリアに繋がるような造形にしたんだ。これがオシャレだのなんのって。

みん
テールランプはボルボ伝統の「V字」だね。ここへのつながりが上手にできてるね!

はがね
よくわかってるね!ボルボは窓のつけようによってはワゴンになる形を、このデザインでショートワゴンという新ジャンルにしたんだ!そこまでわかるなら、ゴルフももう少し良いデザインになれたんじゃないの?

みん
えーーー。ワーゲンはソリッド感がいいの!大きくうねるようなデザインは似合わないよ。

はがね
ごめんごめん、話をそらしちゃった。

 

ボルボV40 Inscription Dピラー

緩やかにラウンドするDピラーと、リアの小窓、リアコンビベーションランプとを一体でデザインしたボルボV40 。ボルボ独特のショルダーラインも融合している。

ボルボV40 Momentum サイド

ボルボV40の真横からの一枚。アーバンショートワゴンとボルボの言うスタイルは、マツダ3やトヨタカローラに引き継がれる。

 

前のめりで躍動感がある

はがね
このDピラーの処理が良くできる「面」を手に入れたおかげで、フロントからリアまで一体感のある流れと、塊感のようなものが生まれたんだ。これがボルボV40の良いところさ!

みん
私がV40で良いなと思うのはね、ボンネットの高さなんだ。

はがね
ほうほう、どんなかんじに?

みん
歩行者用エアバッグをいれてあるでしょ。おかげでボンネットは前のモデルのS40/V50よりもあがってしまったんだ。

はがね
そうだね。乗り比べると視界が狭いのがわかるよ。

みん
うん、でも、リアのボリュームを上げたおかげで少し前のめりのある、獣が獲物を狩るスタイルといえばいいのかな。躍動感が出たよね。

はがね
みん!やるじゃない!次のワーゲンは期待できるんじゃ!

みん
それはもういいから・・・でも、前後のバランスの良さを褒めてるの、伝わったかな?

はがね
そうだね。その点はワーゲンもうまく処理してると思うよ。線はシンプルだけど変な細工をせずに、それでも新しさをしっかりと盛ってくる。細かいデザインには気を使っている証拠よね。

みん
でしょうでしょう!

はがね
ま、北欧デザインのボルボには敵わないだろうけどね〜

みん
もう!今度出すゴルフを見れば、そんな事言ってられなくなるんだから!

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エクステリアを詳しく解説

デザインに凝りすぎてドライブのし易さが悪くなる時がありますが、ボルボV40は問題ない。ここは重要なポイントです。ボルボは車の安全についてこだわりを持つ自動車会社で、視界が悪いだけの車は作らなかった。ところがボルボV40では見づらいところをセンサーを使って、車がいるかどうか検知できるようにしたのです。

ブラインドスポットインフォメーションシステム(BLIS)がこれで、おかげでボルボV40は自由なデザインが可能となったわけです。

また、キャラクターラインの入れ方も良い。北欧のデザインはモダンでシンプル、大胆な柄が特徴で、世界から注目されています。この思想が注入されたボルボは、インテリアもエクステリアもセンスが良い。日本車のようにゴチャゴチャいじくり回さず、シンプルなキャラクターラインと程よくラウンドした「面」で魅せています。

特にフロントマスクからリアまで回り込むショルダーラインは、ボルボデザインの伝統を守りつつも新しさを狙って、同じボルボの旧世代車V70などより主張しています。おかげで少し軽やかになり、「走るレンガ」の異名は薄らいだと言えるでしょう。素直に親しみやすい形です。

オリジナリティの高い「トールハンマーヘッドライト」も嫌味がなく、けれどもそれがボルボであると一発でわかるデザイン。自社の車全てに同じ特徴を入れるボルボは、このヘッドライトとリアのV型コンビネーションランプのおかげで、だれが見てもボルボだとわかります。

トータルバランスに長けたボルボは、どれに乗ってもオシャレになれること間違いなし!

VOLVO V40 エクステリア評価

ここだけの話、MINIほど自分のおしゃれに気を使わなくても乗れるのも、ボルボの良いところです。MINIはコーディネートも含めて完全に個人のオリジナリティを極める車。己の服装も気を使います。いや、使わなければ勿体ない。

ボルボはシンプルなデザインが信条ですので、服装がシンプルだろうがゴテゴテしていようが、ファッションセンスが良かろうが悪かろうが、どれにでも似合ってしまうんですよね。ボルボ強い!

VOLVO V40

エクステリアデザインの評価

星5つ!満点星〜♪( ´▽`)

当然満点です( ̄ー ̄ )

ハッチバックスタイルなのに、スポーツカーのような風格さえあるボルボV40。D4やT5を選べばかっ飛びコンパクトで遊べます。どこまでもソツのない車だなと感じますね。

むしろ私のような素人には、デザインの実力がありすぎて評価などできない車。まったく非の打ち所がありません。所有していればそれだけで満足するかもね!