自動車社会についてわかりやすく表現する「Cars Children」コーナー。今日はボルボ(スウェーデン)の擬人化キャラクター、「家手堀 はがね」ちゃんと、フォルクスワーゲンの擬人化キャラクター「和下 みん」ちゃんが何か話していますよ。
自動車社会をガールズトークで楽しもう
解説
自動車会社は国策企業である場合もあり、資本関係はの構築には注意が必要。日本の日産とフランスのルノーのように、合併しようとすると反発が起きる場合があります。
フォルクスワーゲンは大手自動車会社ですから他の企業へ取り込まれることは無いようですが、ボルボは以前から資本が少なく、フォードからの買収を経由して、吉利汽車へ2,000億円に満たない価格で買い取られました。
資本関係によってその会社が生きる場合もあり、死ぬ場合もあり。ボルボは華麗に復活しましたが、同じスウェーデンのサーブはアメリカGMの資本注入後、結局廃業してしまいます。購入した会社を活かすも殺すも、買い取った会社次第。イコール国を潰す可能性もあるのだから、自動車関連企業の規模は恐ろしいです。
ボルボとメルセデスの関係
ボルボとメルセデスとは、直接の資本関係はありません。つながりはボルボの親会社である吉利汽車経由。2018年、吉利汽車はメルセデス(ダイムラー)の株の9.7%を取得し、さらにスマートの株式を50%取得し、スマートのEV化を決定つけました。
その後、吉利汽車の資本率は9.7%から5%ほどに落とし、筆頭株主であった時期は約1年で完了。しかし10%程度の株式の取得で筆頭株主になれるダイムラーの株は弱いといえます。また、おかげで独自性を保っているとも言えますが、もう少し大きな資本関係が望ましいとされています。
「昔のオプティ」
ダイハツ・オプティクラシックは、軽自動車枠の中で4ドアセダンボディを実現。独立したトランクルームを持つセダンを軽自動車で作るのはもちろん大変で、後席は工夫こそされましたが、同じ軽自動車規格を最大限に使ったムーヴに及ぶことはできず、どの車にも引き継がれずに終息してしまいました。
「昔のAクラスはダサい」
セダンボディではなく、背高コンパクトカーとして登場したのがメルセデスベンツAクラス。
床下にバッテリーを積むEVが念頭に置かれていたため、背は高いし床は高いし、だから安定性が悪いしで散々でした。独特のフォルムは、どちらかといえばBクラスに受け継がれた感じがあります。いまのAクラスはコンパクトながらしっかりとしたセダンボディ。これを見ると「オプティ」を思い出してしまます(笑)
自動車会社あるある
株式交換で関連会社になる事。
日本で言えば、トヨターダイハツースバルという連結決算まで同じにする深い資本関係の他、マツダ、スズキとトヨタとの軽い資本関係もあります。どちらも技術的交流があるほか、深い資本関係の場合はプラットフォームの共用もあり得ます。
また、M&Aを防止するために大きな会社につく、という考えがあり、日本ではトヨタと日産に集約。ホンダのみが独立性を保っています。
ビール狂 ミートボール狂
ドイツといえばビール。ですのでビール狂。おかずはもちろんジャーマンポテト・・というわけでは無いそうです。
スウェーデンはミートボール。スウェーデンの場合、クリームソースとベリー系のジャムを合わせて食べるのが主流とされています。何にでもジャムをつけちゃうあたりがスウェーデン式。
自動車会社の資本関係はさまざま。まだまだお話することは沢山あります。次回もお楽しみに!
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