Jeep Renegade Aピラーまわり
魅せるAピラーとボンネット

ジープレネゲードを調べていると、今の自動車業界を色濃く反映しているなあと、ひしひしと感じます。

あれだけオリジナル感の高い、角ばったデザインなのに、兄弟車がいるんですね。しかも、その車はとても丸い。

フィアット500x。これがJeepレネゲードの兄弟車です。

丸みを帯びた500xと角ばったRenegadeは兄弟車

fiat 500x 前方ビュー

兄弟車というのは、主要コンポーネントの共通化を図った車で、おもに開発費を低減させる目的で作られています。

プラットフォームの共通化。。例えばクラウンとマークXとか、そんな少しの共通化ではなく、実際にはほとんど同じ!と言える関係なんですね。それでも開発の努力か、500xとレネゲードは随分形が違います。それが、レネゲードの悪いところとして出てしまったのが残念。

インパネが使いにくいのは兄弟車のしがらみ

Jeepレネゲードで気になった点の一つに、ナビやエアコンの操作パネルが低いなと感じた事があります。

エアコン操作パネルはシフトの奥だし、ナビ画面も低い。使いやすいと感じる場所よりも、おおよそ10cmほど低いです。もちろん運転中はナビ画面はあまり見ませんが、いざ確認するときの視線の移動量が大きいから使いにくいんですね。

エアコンなんてもっとで、てぐさり状態。レネゲードだって一応300万円代のしっかりとしたクルマ。なんでだろうと思っていたんです。

結局は、これが兄弟車の宿命なんですね。たぶんフィアット500xをメインに考えられたのでしょう。褒められたインパネでは無かったんですよ。レネゲードに乗ろうという人は、インパネの操作感はしっかりと確認してくださいね。

ドライブフィールがいいのは兄弟車のメリット

だから、レネゲードはJeepの伝統や血脈を受け継いでるの?と言えば、受け継いでいないよ!と言えます。

でも、それは別に残念な要素ではありません。お陰でジープレネゲードは、誰にでも運転のしやすいクルマに仕上がっているのですから。本格クロカンなんて、街中で乗れるもんじゃないですよ。デカイし身体揺すられるし。でもレネゲードはゆったり乗用車。

おかげかどうかわかりませんが、レネゲードは欧州では販売ランキング10位以内にいつもいる自動車ですって!消費者の目はごまかせない。いい車であることは確かなようですね。

そもそも、兄弟車にして得られるメリットは、例えば電装品にお金をかけたり、レネゲードでいうとエクステリアにお金をかけたり、最終的にはユーザーにしっかりと還元されてきます。確かに伝統的なJeepそのものではありませんが、手を抜いたわけではないから(インパネはもう少しお金をかけて欲しいけれども)買ったから損する、という事はありません。

お買い得なのは500x Renegadeどちらがいい?

なら、もしかしてFIAT 500xの方がお買い得?なんて気になる方は、一度500xも見ることをお勧めします。

インパネデザインは確かに500xの方が優れています。形も丸っこいので意外と運転はしやすいかも。インタリアンデザインは好みにもよりますが、レネゲードのほうが素晴らしいと信じています(^^)

エンジンは共通ですので、ドライブフィールはきっと同じ。車内空間はスクエアボディなのでレネゲードが有利。価格は。。。500xの方が安いです。

とにかく自動車選びは試乗が決め手です!好みのモデルが見つかるまで、ねちっこく行きましょう!

受け継がれたJeepという名前

ちなみにJeepという名前は、最初はクルマの愛称のようなものだったそうです。

第二次世界大戦中、軽くてタフな自動車が開発され、その後にJeepという愛称がついたんだとか。ですので、あの形のクルマはJeep型のクルマ。今で言うミニバンみたいな言い方で使われていたんですね。

戦時中にアメリカ軍の要請をうけてウィリスオーバーランド社が作ったJeepは、戦後様々な企業に吸収された挙句、現在はフィアットクライスラーグループ(FCA)に落ち着いています。軍用車両も時代の流れには逆らえなかった?

いえいえ!本格的Jeepはまだ売っています。レネゲードじゃ足りない方は、ぜひ本物のJeepを買いましょう!

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Jeepディーラーは高級感があって素晴らしい

Jeep-Renegade 全体

ところで、JeepのディーラーではJeep以外のクルマのメンテナンスを行っていました。

FCAグループの自動車のメンテナンスを受け持っているそうで、確かにJeepが多いのですが、アルファロメオなどもメンテナンスしています。様々なメーカーの自動車を整備できるのですから、腕は確かかもしれません。

ディーラーは大人びており、いい香りがして高級感が漂っています。日本のディーラーとは桁違いです。

泥臭いJeepですが、アウトドアショップのような雑多感はまったくなく、高級外車ディーラーを意識した、すばらしい居心地でした。もちろん多少のカジュアルは許されます。一応ジーパンは辞めたほうがいいかなって程度ですね。

訪問後1週間で、手書きの手紙が届きました。少し古びた方法ではありますが、丁寧に仕事をしているなという良い印象がつきます。コンパクトSUVならどれがいい?と聞かれたら、1つの案としてレネゲードを勧めることでしょう。少なくとも、ディーラーの対応は◎ですよ!

おわりに

兄弟車がある場合、車両の開発の際にどちらのクルマを優先するか、ということを考慮しながら設計されます。

レネゲードで言えばインパネの操作には悪影響がありましたが、乗り味はどっしり乗用車的で好感がもてるものでした。FCAもいい仕事をするなって感じです。

こだわりの伝統はエッセンス的に抑えて、今の時代に合った良い車をつくる。これが現代の自動車に必要なことで、JeepRenegadeは確かに良くできた車でした。

何も知らずに車を買うのではなく、どのようにして生まれた車なのか?も理解して乗ってみれば、色々納得の行くことも増えるはず。すこし疲れますが、たくさんのクルマを見て回って調べて、1番のお気に入りを買いましょうね!

ポイント
今の時代、兄弟車がいるのは当然です!問題はその影響がクルマにどれだけ出ているか。Jeepは残念ながらインパネに影響が出てしまいましたが、車の作りはしっかりしています。使い勝手の良さは、試乗して乗って感じるしかありませんので、ディーラー訪問を頑張りましょう。